美術展命の男のブログ

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カイユボット展 ブリヂストン美術館

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ブリヂストン美術館で開催されていた「カイユボット展」を見てきました。

2011年度に《ピアノを弾く若い男》を収蔵。ブリヂストン美術館開館60周年の2012年にお披露目されたのが記憶に新しい所です。日本にはそれまで、東京富士美術館に1点が所蔵されるのみだったので大ニュースでした。そして2013年に日本初のカイユボット展が開催されると発表され、大変驚いたのを覚えています。この画家を気になったことはあったものの、作品は個人蔵の物が多く、個展の開催は難しいだろうと思っており、まさかのニュースに嬉しさでいっぱいでした。

収蔵した作品を核として展覧会を企画したのかと思ったのですが、こんな短期間で準備はできないでしょうから展覧会の企画中に《ピアノを弾く若い男》を取得する機会に恵まれたのでしょうか。

カイユボットについて知っていた事は、裕福で印象派の画家たちの絵を購入して彼らを支えたことくらいで、都市風景と静物の構図が独特だなぁといったところでした。印象派の展覧会でも必ず並ぶ作家というわけではなく、たまに数点が含まれるといった感じで、今まで見た作品は20点いっていないかもしれません。

ポスター、チラシのデザインもお気に入りです。作品を引き立てるブルーが美しいです。

見たことのない作品ばかりが並ぶわけでどんな作品たちが来ているのか興味津々でした。

Ⅰ 自画像
Ⅱ 室内、肖像画
Ⅲ 近代都市パリの風景
Ⅳ イエール、ノルマンディー、プティ・ジュヌヴィリエ
Ⅴ 静物画
Ⅵ マルシャル・カイユボットの写真

で構成されていました。

カイユボットは5点しか自画像を残していないとのことですが、本展には3点も出品されていました。初期の若々しい作品(1872-78年頃)と印象派らしいタッチで描かれた堂々とした作品(1889年頃)、制作年が近いのに一気に老け込んで見える物(1889年頃)とそれぞれ異なる印象の物が並んでいて興味深かったです。

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《読書するウジェーヌ・ドーフレヌの肖像》 1878年 油彩、カンヴァス 100×81cm 個人蔵
第4回印象派展出品作

画家の母の従兄弟、叔父の肖像です。画像では黒いスーツになってしまっていますが、実物は濃く暗い紫のような青のような色彩で描かれていて素晴らしく美しい発色です。髪の生え際に近寄って見ると紫色!《昼食》1876年や、母親を描いた《マルシャル・カイユボットの肖像》1877年では、黒は黒と固有色が使われていますが、1878年のこの作品では黒が黒でなくなっています。ブリヂストン美術館所蔵の《ピアノを弾く若い男》は、彼が所蔵していたとのこと。残念ながら違う部屋で離れた展示でした。

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《ピアノを弾く若い男》 1876年 油彩、カンヴァス 81×116cm ブリヂストン美術館蔵
第2回印象派展出品作

よくこの作品を入手したなとただただ驚くばかりです。後の印象派特有の技法による田園風景などに比べ、パリの暮らしを描いた物は非常に評価が高く、オークションに出るととんでもなく高値が付きます。モデルは弟で音楽家のマルシャル。絵の中では横顔ですが、肖像写真を見ると顔の輪郭や鼻など特徴をよく捉えています。切手蒐集やヨット乗りなど共通の趣味を持ち、生涯行動を共にしたとても仲の良かった家族を登場させています。彼のパリの暮らしの一場面を切り取ったものであり、彼が初めて参加した第2回印象派展出品作であるのもこの作品を益々重要な物にしています。モネやルノワールのような筆触分割ではなく写実であり、固有色にも忠実で印象派と言うよりアカデミスム寄りな感じです。会場には同時代のほぼ同じ型とされるエラール社のピアノが展示されており、脚のフォルムや正面に書かれた筆記体のErardのロゴも同じで何度も見比べてしまいました。

この作品は、パリ8区ミロメニル通りにあった自邸で描かれた作品ですが、後年撮影されたスクリブ通り9番地の自宅でピアノを弾くマルシャルの写真も展示されており、ピアノの脚のフォルムが同じだったので絵の中に出てきたものと同じピアノかなと気になりました。写真の中でピアノに向かうマルシャルの後ろに彼らの母親が描かれた《マルシャル・カイユボット夫人の肖像》(※父親の名前もマルシャル)が掛けられており、その実物が本展に出品されているのが面白かったです。中々できない貴重な組み合わせだと思います。

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カミーユ・ピサロ《ポントワーズ、ライ麦畑とマチュランの丘》 1877年 油彩、カンヴァス 60.3×73.7cm 静岡県立美術館蔵

この作品が、カイユボット旧蔵だったと本展で初めて知りました。フランス国家に遺贈されるはずだったのが、この作品は却下されてしまったとのことです。受け入れられていたら、今日は、オルセー美術館の壁を飾っていたことでしょう。日本に来てくれてよかった。画像はくすんでいますが、実物のライ麦畑は黄金のごとく鮮やかな黄色で大好きな作品でしたが、カイユボットもこの作品を国家に遺贈すべき作品と判断していたのですね。

オルセー美術館に、カイユボットは7点しか所蔵されていません。遺贈するリストの中に自身の作品を含めなかったのが理由とされています。また裕福だったので絵を売る必要が無く、自身で作品を所蔵しており、彼の死後も裕福であった遺族が作品を手放す機会が少なく、世に出回らなかったこともあり、今日も個人蔵の物が多いようです。またそれが彼の評価を遅らせることにもなってしまいました。印象派の擁護者が画家でもあったという偏った考えが今日、見直され再評価が進んでいるとのこと。

《昼食》1876年、《室内、窓辺の女性》1880年、《室内、読む女性》1880年など登場人物が複数出てくる物がありますが、どの人物も視線を交わしていないのが不思議でした。都市の孤独にも目を向けていたのでしょうか。

Ⅲ 近代都市パリの風景

1853年、ジョルジュ=ウジェーヌ・オスマンはナポレオン3世からパリを含むセーヌ県知事に任命されます。
第二帝政までパリは中世の名残をとどめ、狭い路地の周辺に建物が密集していました。これを広々とした環状道路と放射状の道路によって一気に近代化を試みます。(解説より)

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《ヨーロッパ橋》 1876年 油彩、カンヴァス 124.7×180.6cm ジュネーヴ・プティ・パレ美術館蔵
第3回印象派展出品作

展覧会の白眉です。広角レンズで見たような構図と言われる通り、手前に来るほど鉄骨の開きがぐわっと大きくなり物凄い迫力でした。犬がしっぽを振りながらリズミカルに画面の下から入ってきたような臨場感があり、面白かったです。男女は視線を交わしてると思いきや、立ち位置が違うので男性は鉄道の方、女性は道路の方を見ていてここでも人の視線が交わされることがありません。富裕層と労働者が一緒に描かれていて都市の光と影がここにあります。でも重くなく明るい画面で新しい都市のあるがままを捉えた傑作です。

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《ヨーロッパ橋にて》 1876-77年 油彩、カンヴァス 105×131cm キンベル美術館

11月10日(日)までの期間限定展示だった作品。開幕直前に出品が決まったとホームページで発表されたのを見た時、この作品が来るのかぁ!と目を丸くしました。《ヨーロッパ橋》よりこちらの作品の方が好きだったりします。現代の我々から見ても驚くべき構図。モネもサン=ラザール駅の構内や鉄骨の構造物をいくつも描いていますが、この新しい建築素材だった鉄骨をこのような構図で捉えたのはカイユボットくらいではないでしょうか。鉄骨の間から見えているものはホームと信号機と機関車の煙だけです。《ヨーロッパ橋》と同じく鉄骨、それに異なる階層の人物が描かれた、パリ近代化の肖像そのものです。画像ではシルクハットにコートの2人の男性は黒い衣装という感じですが、実物では画面中央寄りの人物の帽子、衣装は濃く暗い青が使われ、左端の画面の外へ歩いて行っている男性の服は紫がかった色をしていました。奥に見えるホームの屋根や鉄骨は灰色のような水色のような色で描かれていました。離れて見ると黒い衣装に灰色の鉄骨という絵ですが、このような写実ながら固有色ではない色使いによって重くなく明るく美しい画面になっています。カイユボットの青、紫、灰色は本当に美しい。

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《ヨーロッパ橋にて(習作)》 1876年 油彩、カンヴァス 64.7×81cm 個人蔵
※参考画像

2002年クリスティーズオークション、ニューヨークに出た習作
予想落札価格 $2,500,000 - $3,500,000 (1$=124円換算 3億1000万~4億3400万円)
落札価格 $4,409,500 (約5億4677万円)

カイユボットの作品で一般的に最も有名な作品と言ったら《パリの通り、雨》でしょうか。その作品の習作がマルモッタン・モネ美術館から来ていました。シカゴ美術研究所蔵の完成作はさすがに借りられなかったかぁ。

本展に、第2回印象派展(2点)、第3回(3点)、第4回(4点)、第5回(3点)、第7回(1点)と参加した全ての回の印象派展出品作が13点も含まれていたのは驚異でした。

第2回、4回、7回印象派展の当時のカタログも展示されていました。この会場に並んでいる作品が載っているのを発見した時は、時空を超えて今ここにあることが何だか不思議でした。

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《見下ろした大通り》 1880年 油彩、カンヴァス 65×54cm 個人蔵
第7回印象派展出品作

とっても斬新な構図。ここまで真上に近い俯瞰で描くなんて他の印象派の作家たちはやっていないと思います。ドガが踊り子を客席から俯瞰で捉えたりしていますが、ここまできつくはないかなと。ボナールやヴュイヤールが都市の情景をこのような俯瞰で描いたものがありますが、彼は先取りしていたんですね。

Ⅳ イエール、ノルマンディー、プティ・ジュヌヴィリエ

パリの街中だった展示室が、次の展示室へ入ると一気に緑と水の風景に包まれます。

印象派の画家たちはあちこち様々な場所を描きましたが、カイユボットはほとんど限定的な場所ばかり描いていたとか。パリでは8区、9区を中心に描き、自然豊かな風景画もある決まった地域でした。カイユボット家の夏の別荘があったイエール、それからノルマンディ、プティ・ジュヌヴィリエなど。

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《マルリーの機械》 1875年頃 油彩、板 27×34cm マルケット大学ハガーティ美術館蔵

画風が確立される前の最初期の作品は冒頭の自画像1点と、この作品だけでした。どんな画風の変化があったのか展覧会で知りたかったので、貴重な1点だったと思います。後の鮮やかな画面とは違い、落ち着いた色で印象派らしいラフな筆の置き方の作品でした。マルリーの機械とはセーヌ川の水を高台に引き揚げ、水道橋を通ってヴェルサイユ宮殿に水を送っていた給水施設とのこと。

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アルフレッド・シスレー《マルリーの堰》1876年頃 油彩、カンヴァス 46.5×61.8cm ボストン美術館蔵
※参考画像

東京富士美術館で開催されている「光の賛歌 印象派展」にもシスレーが描いた《マルリーの堰》が出品されていました。シスレーは上流側、カイユボットは下流側から。同時期に開催されている展覧会でこういう作品を見つけると嬉しくなります。

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《ジュヌヴィリエの平原、黄色の丘》 1884年 油彩、カンヴァス 65.9×81.7cm メルボルン国立ヴィクトリア美術館蔵

2008年、クリスティーズオークション、ロンドンに登場し、2011年にメルボルン国立ヴィクトリア美術館に遺贈された作品です。

予想落札価格 £280,000 - £350,000 (1£=210円換算 約5880万~7350万円)
落札価格 £916,500 (約1億9200万円)

ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵の同タイトルの似た画面の作品と隣同士で展示されていました。黄色の絨毯といった感じで本当に綺麗でした。自然を捉えた画面は、都市の印象派のカイユボットと印象が全く異なります。モネの影響が顕著で彼の作品と見間違うような作品もありました。印象派に忠実だったモネとシスレー、印象派に疑問を持ち一度離れたルノワール、点描にもチャレンジしたピサロなど印象派画家たちにも様々ありますが、カイユボットは印象派らしくなかったのがどんどん印象派そのものになっていく珍しいケースだなと思いました。ある時はモネのようであったり、《樹木の下で横たわるマグロワール親父》の大きな筆触の鮮やかな画面はギュスターヴ・ロワゾーのようでもありました。

Ⅴ 静物画

カイユボットの静物画も独特な魅力を持つジャンルです。何と言っても構図が独特。

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《鶏と猟鳥の陳列》 1882年頃 油彩、カンヴァス 個人蔵

この絵を家に飾りたい人いるのかな?(笑)。台に鶏が並ぶ平行線と吊るされた鳥と兎の垂直線が交じり合う衝撃?の絵です。モネやルノワールもジビエを描いていますが、テーブルに鳥くらいでここまでがっつりお肉屋さんみたいな絵は見たことがありません。自分で並べるのは考えにくいので店頭で見た光景を描いたものなのでしょうか。カイユボットの作品には豚の頭と何かの舌のようなものが吊るされただけの絵もあったりして結構衝撃的です。西洋美術史には、レンブラントの《屠殺された牛》だったりもっと衝撃的なものがあります。印象派の画家たちはこういった物にほぼ手を出していないのでカイユボットは動物の死体というジャンルを描いた珍しいメンバーということになります。

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《4つの花瓶の菊》 1893年 油彩、カンヴァス 個人蔵

東洋風の花瓶に菊が生けられています。カイユボット作品にジャポニスムの影響は見られないようなので興味を示さなかったのかなと思ったのですが、この作品は流行下で身近に溢れていたものを描いたのでしょうか。斜めになったテーブルの端に適当に花瓶を並べたようで何だか凄く不安定な構図に見えます(汗)。花で埋め尽くされた4面のカンヴァスの《ひな菊の花壇》は、都市の印象派のあのカイユボットのイメージとは随分とかけ離れていて誰の作品かわからないほどでした。モネの菊で満たされた作品に影響を受けたのでしょうか。直接的ではないものの、ジャポニスムの影響を遠回しに受けていたかもしれませんね。

Ⅵ マルシャル・カイユボットの写真

弟のマルシャル・カイユボットが撮った写真は、会場全体に分散しての展示。本展での写真の展示は展覧会を何倍も面白い物にしていたと思います。家族や親戚、パリの街並みや川辺のヨットなど作品と見事リンクしていて絵画だけ並べた展覧会では味わえない濃い内容になっていたと思います。日本初のカイユボットを紹介する展覧会として文句のつけようのない十分すぎる素晴らしい展覧会だったと思います。


近年、再評価が進んでいるというカイユボットの価格は凄い!?※本展の出品作品ではありません。

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《バルコニーの男、オスマン大通り》 1880年 油彩、カンヴァス 116.5x89.5cm 個人蔵
第7回印象派展出品作

2000年 クリスティーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $6,000,000 - $8,000,000 (1$=108円換算 6億4800万~8億6400万円)
落札価格 $14,306,000 (15億4500万円!!!)

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《アルジャントゥイユの橋とセーヌ川》 1883年頃  油彩、カンヴァス 65.5x81.6cm 個人蔵

2000年 クリスティーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $8,000,000 - $12,000,000 (1$=97円換算 7億7600万~11億6400万円)
落札価格 $8,482,500 (8億2280万円)
      ↓
2011年 サザビーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $9,000,000 - $12,000,000 (1$=78円換算 7億200万~9億3600万円)
落札価格 $18,002,500 (14億400万円)

円高なので一見、幅が大きくありませんが、1000万ドル近く高く取引されています。

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《室内にいる若い女性の肖像(マダムHの肖像)》 1877年頃 油彩、カンヴァス  81x65cm 個人蔵
第4回印象派展出品作

2011年 サザビーズオークション、ロンドン
予想落札価格 £1,500,000 - £2,000,000  (1£=200円換算 3億~6億円)
落札価格 £1,688,000 (3億3760万円)

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《イエールのカイユボット家の庭園》 1875年 油彩、カンヴァス 65x92cm 個人蔵

2005年 クリスティーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $2,000,000 - $3,000,000  (1$=119円換算 2億3800万~3億5700万円)
落札価格 $1,808,000  (2億1515万円)

どこか物哀しげな雰囲気が。

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《ケーキ》 1881年 油彩、カンヴァス 54.5x73.5cm 個人蔵

2003年 クリスティーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $800,000 - $1,200,000 (1$=118円換算 9440万~1億4160万円)
落札価格 $1,351,500  (1億5947万円)

美味しそう!今回の展覧会には静物画はジビエと花が出品されていましたが、カイユボットは美味しそうな果物や料理を画面に集結させるのが上手い!ボストン美術館の《店先の果物》なんかも是非見たかったですね。

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《ヴィレ・シュール・メールの別荘》 1881年 油彩、カンヴァス 64.8×81.3cm 個人蔵

2009年 クリスティーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $700,000 - $1,000,000 (1$=82円換算 5740万~8200万円)
落札価格 $902,500  (7400万円)

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《オードブル》 1881年 油彩、カンヴァス 24.4x54.4cm 個人蔵

2009年 クリスティーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $350,000 - $450,000 (1$=97円換算 3395万~4365万円)
落札価格 $530,500 (5145万円)

お洒落すぎ!レシピ本の表紙に使えそうな勢いです。

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《トゥルーヴィルの庭》 1882年 油彩、カンヴァス 65×81.5cm 個人蔵

2011年 サザビーズオークション、ニューヨーク
予想落札価格 $250,000 - $350,000 (1$=78円換算 1950万~2730万円)
落札価格 $338,500 (2640万円)

都市を描いた力作は、やはりとんでもない高値で取引されています。《アルジャントゥイユの橋とセーヌ川》は、都市風景ではありませんが、見ての通り名品ですから高値が付くのは当然です。画業の後半に描かれた緑豊かな自然の風景画は意外とお安く数千万~1億ほどで取引される物もあります。当たり前かもしれませんが、タッチがラフになるほど評価額も控えめ。今後どんどん価格が高騰していくのでしょうか。
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コメント


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静物画

こんにちは。はんなと申します。

記事を拝見し、カイユボット展やっぱり観に行くだった…と後悔しています。
「日曜美術館」や「美の巨人」で取り上げるのはごく一部だと分かってはいても、ついついそれで満足してしまって…。とんでもない間違いでした。
静物画を見たかったです。
普段はどちらかと言うと人物画が好きなのですが、カイユボットの静物画は、とってもお洒落!びっくりしました。
(さすがに、《鶏~》は、私がお金持ちでも飾りたくはないですがw)

これほど詳しい記事はなかなか見られないので、素人には大変有り難いです。またお邪魔させてください。

はんな | URL | 2014-01-09 (Thu) 17:09 [編集 ]


はんなさんこんにちは。

コメント有難うございます。カイユボット展を見逃されてしまったとのことですが、今年、国立新美術館で開催されるオルセー美術館展に代表作の《床削り》が出品されるようです。見逃せません!!

ちゃろう | URL | 2014-02-09 (Sun) 01:25 [編集 ]


 

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