美術展命の男のブログ

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2015年 美術館の収蔵品放出とオークションいろいろ

1月に東京、町田市にある西山美術館に久々に行きました。

西山美術館は高台の上にある施設です。心臓破りの急坂を上がると美術館があるのですが、美術館の目の前に前回来たときにはなかった巨大な水晶を祀る開運神社ができていました。美術館の設立者である館長は、株式会社ナックの創業者で名誉会長の西山由之氏。館長は現在、銘石に嵌っているようです。

初めて訪れた時は、館内にはロダンとユトリロしか展示していなかったと記憶しているのですが、2度目に行ったときは受付のある1階の空間に巨大な銘石が並んでいました。2階と3階はロダン館としてロダンの彫刻だけが並んでいたのですが、現在はロダン・銘石館と名称が変わり、銘石だらけの空間になっていました(汗)。銘石だらけの空間にロダンの彫刻がぽつぽつある感じです。銘石が主役なのでこぶりな彫刻は棚の上の方に追いやられるような感じで、解説文も3mとはいかないものの物凄く高い位置にあり読めませんでした...。4階、5階はユトリロ館としてユトリロの作品だけが開館以来変わらず展示されていましたが、この部屋にもいずれ銘石が展示されたりして...。

こちらの美術館は、ロダンの《考える人》を所蔵していて2階のガラスケースにいつも展示されていたのですが、この時はありませんでした。

後日、オークションに出ているのを知りました。

Nishiyama Museum LE PENSEUR, TAILLE DE LA PORTE DIT MOYEN MODÈLE
オーギュスト・ロダン 《考える人》 1880年 1919年~1925年鋳造 ブロンズ 高さ 71.5cm 個人蔵

サザビーズオークション、ロンドン  2015年2月3日
印象派&モダンアート イブニングセール

予想落札価格 £3,000,000 — 4,000,000 (5億3400万~7億1200万円)
落札価格 £6,309,000 (11億2300万円) £1=178円換算

この作品は、かつてTBSテレビで放送されていた「世界バリバリ★バリュー」という番組に西山氏のご息女が出演されていて、父が購入したロダンの《考える人》の明細を見てびっくりしたという話を紹介していたのですが、その金額は12億円でした。そんなにしないでしょうと思っていたのですが、十分にその価値があるものでした。そして来歴が興味深いです。

Musée Rodin, Paris

Herman d'Oelsnitz (Galerie Nichifutsu Geijijutsu-sha), Tokyo (acquired from the above by 1925)

(possibly) The Prince Takamatsu, Japan (brother of Emperor Shōwa)

Private Collection, Japan (a gift from the above after 1945; thence by descent)

Galerie Tamenaga, Tokyo (acquired from the above in 2003)

Private Collection, Japan (acquired from the above in January 2005)

Acquired from the above by the present owner

エルマン・デルスニス(1882-1941)が1925年にロダン美術館から入手、昭和天皇の弟である高松宮宣仁親王の所蔵を経て(possiblyと付いていますが)、ギャルリーためなが、個人蔵とずっと日本にあった作品です。最後の所有者西山氏は2005年に入手で10年間所有されたということですね。

エルマン・デルスニスを知らなかったのですが、調べてみると国立国会図書館の近代日本とフランス―憧れ、出会い、交流というホームページの中で発見しました。画商・コレクターの活躍という章に出てきます。

エルマン・デルスニスは、1922年にフランスから多数の美術作品を携えて来日した画商。駐仏大使から連絡を受けた黒田清輝の依頼により、当時三越に勤務していた美術評論家・黒田鵬心(1885-1967)が日本側実務担当者となり、第1回仏蘭西現代美術展覧会が実現した。一般の日本人がフランスの同時代美術を鑑賞する貴重な機会を提供した。デルスニスと鵬心は、共同経営による日仏芸術社を設立し、展覧会事業のほか機関誌『日仏芸術』を発行を通じてフランス美術界の動向をリアルタイムで日本へ伝えた。とあります。

そんな人物が日本へもたらし、90年間日本に所蔵されていた貴重な作品だったのですね。国立西洋美術館や東京国立博物館に入っても何らおかしくない作品ですね。日本におけるフランス美術の普及をうつむきつつも見ていたであろう《考える人》ということで日本にとっては資料的価値もあると思います。来歴から見ると初めてオークションに登場したことになります。海外へ行ってしまったかな?少し残念です。

今年は、鹿児島県にある長島美術館の収蔵品の放出が続きました。

nagashima degas
エドガー・ドガ 《水浴》 1894年 パステル・カルトン 49 x 72 cm

サザビーズオークション、ニューヨーク  2015年5月5日
印象派&モダンアート イブニングセール

予想落札価格 $2,500,000 - $3,500,000 (3億~4億2000万円)  $1=120円換算
不落札 

こちらは1987年に購入した作品です。

Paul Klee Zerstörtes Dorf (recto) Ohne Titel (verso)
パウル・クレー 《破壊の町》 1920年 油彩・ボード紙 30.4 x 25.3 cm

クリスティーズオークション、ニューヨーク  2015年5月14日
印象派&モダン イブニングセール

予想落札価格 $700,000 - $1,000,000  (8330万~1億1900万円)
落札価格 $1,505,000 (1億7909万円) $1=119円換算

1988年にスイスのバイエラー画廊から購入。

この作品は、2011年に東京国立近代美術館で開催された「パウル・クレー おわらないアトリエ」展に出品されていて、初めて見ることができました。1度見ただけでもう日本にないのかとちょっと悲しくなりましたが、福岡の画廊が入手したようでどうやら日本に戻ってきているようです。

衝撃だったのが11月のクリスティーズオークションにピカソコレクション3点が出たこと。

nagashima picasso Tête de femme 1900
パブロ・ピカソ 《女の顔》 1900年 油彩・カンヴァス 35.6 x 33 cm

クリスティーズオークション、ニューヨーク  2015年11月12日
印象派&モダン イブニングセール

予想落札価格 $1,500,000 - $2,000,000  (1億8450万~2億4600万円)
落札価格 $3,077,000 (3億7847万円) $1=123円換算

1901年から始まる青の時代を予告するかのような青い色が印象的な作品です。日本にある貴重な初期作品でしたのでとても残念です。1986年に日動画廊から購入した作品でした。

nagashima picasso Tête de femme
パブロ・ピカソ 《女の顔》 1940年 油彩・紙(カンヴァスで裏打ち) 64.5 x 45.7 cm

クリスティーズオークション、ニューヨーク  2015年11月12日
印象派&モダン イブニングセール

予想落札価格 $3,000,000 - $4,000,000  (3億6900万~4億9200万円)
落札価格 $3,749,000 (4億6112万円) $1=123円換算

こちらは1988年にスイスのバイエラー画廊から購入。

nagashima picasso Le hibou sur la chaise
パブロ・ピカソ 《椅子の上の梟》 1947年 油彩・カンヴァス 72.7 x 60 cm

クリスティーズオークション、ニューヨーク  2015年11月12日
印象派&モダン イブニングセール

予想落札価格 $3,000,000 - $4,000,000  (3億6900万~4億9200万円)
落札価格 $5,317,000 (6億5399万円) $1=123円換算

1986年に日動画廊から購入。

長島美術館は、《アンジェル・フェルナンデス・デ・ソートの肖像》1899~99年、《女の顔》1900年、《肘をつく裸婦》1929年、《顔》1940年、《椅子の上の梟》1947年、《アトリエ(カンヌ)》1955年と、初期の具象の人物画から晩年までを追うことができる6点ものコレクションを持っていました。

このピカソ3点だけでもうっとりするような質の高いコレクションです。いずれも未見で散逸してしまったのが悲しい。

翌日のデイセールにはルノワールが登場。

nagashima renoir La Coiffure
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《白いブラウスの少女》 1896年 油彩・カンヴァス 27.6 x 22 cm

2014年のオークションでは予想落札価格が高すぎたためか落札されませんでしたが、今回は落札されました。

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2014年11月6日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $500,000 - 700,000 (5700万~7980万円) $1=114円換算
不落札

クリスティーズオークション、ニューヨーク  2015年11月13日
印象派&モダン デイセール

予想落札価格 $250,000 - $350,000 (3050万~4270万円)
落札価格 $389,000 (4745万円) $1=122円換算

1989年購入。

長島美術館は、1989年(平成元年10月)に鹿児島市制施行100周年に合わせて開館しました。コレクションは長島企業グループ創立者、長島公佑氏が蒐集したものです。

いずれもバブル期の購入なんですね。これまで日本にあったけど色々厳しいということでしょうか。シャガールの《緑のバイオリン弾き》は、オークションに出たら作家の落札記録を作るであろう名品です。どうか美術館にとどまってほしいです。

昨年のクリスティーズオークション、ニューヨーク 2014年11月6日 印象派&近代美術 デイセールにニューオータニ美術館所蔵の西洋絵画がまとまってオークションに出ましたが、(2014年 美術館の放出)売れなかったものが、今回は評価額を下げたところ落札されました。

suzanne valadon
シュザンヌ・ヴァラドン 《座る裸婦》 1921年 油彩・カンヴァス 92.0 × 73.0cm

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2014年11月6日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $50,000 - $70,000 (570万~798万円) $1=114円換算 
不落札

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2015年11月13日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $35,000 - $45,000 (427万~549万円)  
落札価格 $68,750 (838万円) $1=122円換算

Andre derain La Jeune Anglaise
アンドレ・ドラン 《座る少女》 1937-38年 油彩・カンヴァス 84.4 × 73.3cm 

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2014年11月6日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $40,000 - $60,000 (456万~684万円) $1=114円換算
不落札

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2015年11月13日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $25,000 - $35,000 (305万~427万円)  
落札価格 $25,000 (305万円) $1=122円換算

newotani kees van dongen
キース・ヴァン・ドンゲン 《花》 1940年頃 油彩、カンヴァス 115.0 × 146.5cm

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2014年11月6日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $300,000 - 400,000 (3420万~4560万円) $1=114円換算
不落札

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2015年11月13日
印象派&近代美術 デイセール

予想落札価格 $120,000 - $180,000 (1464万~2196万円)  
落札価格 $209,000 (2549万円) $1=122円換算

ここからは気になったオークションの作品たちについて書きたいと思います。

6月のクリスティーズオークションにモネの《青いアイリス》が出品されました。

monet Iris
左: クロード・モネ 《黄色いアイリス》 1914-1917年 油彩・カンヴァス  200. x 101.0 cm
国立西洋美術館蔵
右: クロード・モネ 《青いアイリス》 1914-1917年 油彩・カンヴァス  200.5 x 100.5 cm
個人蔵

クリスティーズオークション、ロンドン 2015年6月23日
印象派&モダンアート イブニングセール

予想落札価格 £6,000,000 - £9,000,000 ($9,534,000 - $14,301,000)
11億7600万~17億6400万円

落札価格 £10,834,500 ($17,118,510) 21億2356万円 £1=196円換算

一目で国立西洋美術館の《黄色いアイリス》の関連作だとわかる縦長の画面です。驚いたのは評価額。上限が17億円って。《黄色いアイリス》は、1986年度にモーリス・ドニの《雌鶏と少女》と一緒に国立西洋美術館に収蔵されました。2点で1億6000万円でどちらかが少なくとも8000万円はしたということになるという記事を何かで読んだ記憶があったのでなおさらシリーズ作品の評価額に驚きました。《黄色いアイリス》も似た評価額になるのでしょうか。

アイリスの正方形の作品が11月にオークション出ましたが、約7億円で落札。

monet Iris jaunes au nuage rose
クロード・モネ 《黄色いアイリス ピンクの雲》 1924-1925年 油彩・カンヴァス 100.4 x 100.4 cm 個人蔵

クリスティーズオークション、ニューヨーク  2015年11月12日
印象派&モダン イブニングセール

予想落札価格 $6,000,000 - $8,000,000  (7億3800万~9億8400万円)
落札価格 $5,765,000 (7億909万円) $1=123円換算

《青いアイリス》と比べて大きな金額の違いがあるのが謎です。花がもっと描いてあったら高くなったのでしょうか(笑)

5月のオークションにモネの興味深い作品が出品されました。

monet Les meules à Giverny
クロード・モネ 《ジヴェルニーの積みわら》 1885年 油彩・カンヴァス 64.9 x 81.1 cm 個人蔵

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2015年5月14日
印象派&近代 イブニングセール

予想落札価格 $12,000,000 - $18,000,000 (14億2800万~21億4200万円)  
落札価格 $16,405,000 (19億5219万円) $1=119円換算

ohara monet haystacks
クロード・モネ 《積みわら》 1885年 油彩・カンヴァス 65 x 81 cm 大原美術館蔵

オークションに出た《ジヴェルニーの積みわら》の画像を見た瞬間に大原美術館の《積みわら》がまず頭に浮かびました。初めて知る作品でした。何かで目にしていたのかもしれませんが、大原美術館の作品に似ているので頭では認識していなかったのかもしれません。積み藁シリーズも他のシリーズ同様沢山ありますが、ここまで似た雰囲気の作品があったとは。

太陽に照らされて明るくなっている所や日陰になっている部分の表現の違いで全く違う絵になっています。オークションに出た作品も素晴らしい作品ですが、日向と日陰の表現でのバランス、筆触の美しさは大原美術館に軍配が上がりそうです。大原美術館の作品は、積み藁が登場する作品中でもトップ級なのではないでしょうか。

大原美術館のホームページを見ると大きな積み藁の手前にいるのは、モネの後妻であるアリス・オシュデとモネの息子ミシェル・モネと推定されていますとあります。オークションに出た作品に描かれた人物も彼らとアリスの子供たちでしょうか。

大原美術館の《積み藁》は、旧松方コレクションだったとのことでもしかしたら国立西洋美術館の常設展に並んでいた作品だったかもしれません。大原美術館に入ったのは、1978年とのことで戦前じゃなかったことに意外だなと驚きました。

毎年、オークションのレコードが更新され驚かされますが、今年も凄かったぁ~。

gogh lallée des alyscamps
フィンセント・ファン・ゴッホ 《アリスカンの並木道》 1888年 油彩・カンヴァス 91.7 x 73.5 cm 個人蔵

79億円 結果を知った時、嘘でしょう!といった感じでした。

2003年、クリスティーズオークションに日本の個人蔵から出品された過去があります。

その時のオークションの結果は

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2003年11月4日
印象派&モダンアート イブニングセール

予想落札価格 $12,000,000 - $18,000,000 (13億2000万~19億8000万円)  
落札価格 $11,767,500 (12億9442万円) $1=110円換算

ゴッホのうねるようなあの画面ではありませんが、十分素晴らしい作品だったので随分とお買い得だなとずっと思っていました。

そして2015年のオークションの結果は

サザビーズオークション、ニューヨーク 2015年5月5日
印象派&モダンアート イブニングセール

予想落札価格 要問い合わせ  
落札価格 $66,330,000 (79億5960万円!!) $1=120円換算

チーン。2003年に手放した日本人は暴れたのではないでしょうか。私も悔しいです(笑) 予想落札価格は約48億円といわれていたようですが、この時点でも2003年の価格は何だったのだろうかと思います。アジアのコレクターが落札したそうですが、日本人なわけないですよね。国立美術館に10億越えの作品も収蔵されていますから時期が変わっていたらこのゴッホが国立西洋美術館に入っていたかもなんて思うと...。2003年の日本人コレクターから15億くらいで買えていたらなんて妄想してしまいます。東京国立近代美術館に入ったセザンヌが約18億円ですからね。欲しい人がいたらいくらでも吊り上るのがオークションですが、ちょっとこの作品はいきすぎだと思いました。

picasso Les femmes dAlger (Version O)
パブロ・ピカソ 《アルジェの女たち(バージョン"O")》 1955年2月14日 油彩・カンヴァス
114 x 146.4 cm 個人蔵

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2015年5月11日
Looking Forward to the Past イブニングセール

予想落札価格 要問い合わせ  
落札価格 $179,365,000 (215億2380万円!!) $1=120円換算

作家のオークションレコードを更新し、オークション市場における最高落札絵画となりました。

1997年11月、この作品は、20世紀美術を集めた個人コレクションとして質、量ともに20世紀最高、最大とも言われたアメリカの「ヴィクター・ガンツ&サリー・ガンツ夫妻コレクション」からクリスティーズオークションに登場しました。ガンツ夫妻はピカソの情熱的なコレクターであり、傑作が揃っていてこのオークションにはピカソの代表作《夢》なども出品されていました。

ganz.jpg
オークションの開催を知らせるパンフレット (保存状態の良さに笑う)

ganzb.jpg
このオークションの目玉は、やはりピカソの《夢》でした。

クリスティーズオークション、ニューヨーク 1997年11月10日
ガンツ・コレクション イブニングセール

予想落札価格 要問い合わせ  
落札価格 $48,402,500 (61億4710万円) $1=127円換算

61億円ということで当時大いに騒がれました。その後、所有者が誤って肘をついて穴が開くという不幸に見舞われました(笑)
2013年に1億5500万ドル(145億円) $1=94円換算で売却されています。

ganzc.jpg
ガンツ夫妻の質の高いピカソコレクションたち

ganzd.jpg
《アルジェの女たち(バージョン"O")》 は裏表紙に。

1997年の時のオークションの結果は

クリスティーズオークション、ニューヨーク 1997年11月10日
ガンツ・コレクション イブニングセール

予想落札価格 $10,000,000 - $12,000,000 (12億7000万~15億2400万円)  
落札価格 $31,902,500 (40億2500万円) $1=127円換算

18年間で、$31,902,500 (40億2500万円) → $179,365,000 (215億2380万円) 

当時この作品が40億円で、《夢》が60億円 恐ろしく高いと思っていましたが、ここまでになるとは夢にも思いませんでしたわ。今、《夢》がオークションに出たらどうなるのでしょうか(笑)

modigliani Nu couché $170,405,000
アメデオ・モディリアーニ 《横たわる裸婦》 1917-1918年 油彩・カンヴァス 59.9 x 92cm 個人蔵

クリスティーズオークション、ニューヨーク 2015年11月9日
The Artist's Muse: A Curated イブニングセール

予想落札価格 要問い合わせ  
落札価格 $170,405,000 (209億5981万円!!) $1=123円換算

モディリアーニの裸婦の中でも1、2の出来の傑作と言える作品なのではないでしょうか。来歴を見ると今までにオークションで取引がされたことがない作品で、よくこれほどのものが出て来たなと驚きました。

上のピカソ《アルジェの女たち(バージョン"O")》 に次ぐ、オークション市場における落札価格第2位の記録を作りました。落札したのは中国人収集家。日本人も頑張れ~。

大阪新美術館の《髪をほどいた横たわる裸婦》などと並べて見てみたい。

上には上があるもので、絵画取引として史上最高額となったポール・ゴーギャン 《ナフェア・ファア・イポイポ(いつ結婚するの)》 が、カタール王室に約3億ドル(約355億円)で入ったと言われています。そのうち500億円、1000億円も出てくるのでしょうか(笑)
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